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素朴な疑問大根おろしって、すりおろし方で味が違うって本当?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
今日の晩ご飯は、さっぱりと大根おろし添えのハンバーグを作りました。大根をおろしてくれたのは主人(ありがとう~)。一緒においしく食べていたら「僕がおろしたほうが、ピリっとした刺激を感じない? 性格の違いかな(笑)」って言うんです!
ただ辛めな大根だっただけじゃないかと思うんだけど……。原因が知りたいので、大根おろしについて調べてみようと思います。
栄養たっぷり!酵素を多く含む「大根」
大根の栄養効果
大根の大部分は水分ですが、体のさまざまな機能を助ける栄養素が多く含まれています。特に根の部分には「アミラーゼ(ジアスターゼ)」や「プロテアーゼ」と呼ばれる消化酵素が豊富。
また、「イソチオシアネート」と呼ばれる辛味成分は、殺菌作用や、抗酸化作用があるので、老化防止効果も期待できます。イソチオシアネートは、大根おろしなどにして大根の細胞を壊すと発生します。おろしてから時間がたつと減少してしまうので、おろしたてを食べた方がいいです。
大根の葉の部分は、抗酸化物質として知られるβ-カロテンを多く含みます。目の健康や皮膚、粘膜などを健康な状態に保ってくれる栄養素です。
大根おろしの栄養効果
人の体内では「消化酵素」や「代謝酵素」がつくられます。消化酵素は、食べた物の消化を助けます。代謝酵素は、体に取り込まれた栄養が細胞に届くように新陳代謝をよくします。また、解毒作用、神経やホルモンバランスを整えたり、自然治癒力を高めたりする働きをします。
体内でつくり出せる酵素の量には限りがあり、年齢とともにその量も減っていくのだとか。体内の酵素の分泌量が減ると、代謝酵素として使われる酵素が不足しがちになり、それが原因となって体の不調が起こることもあるそうです。
そこで、酵素不足を補うためには、大根おろしのような酵素がたっぷりの食べ物を積極的に取るのがいいといわれています。
部位で違う大根の辛味
- 上部(葉に近い部分)
水分が多めでみずみずしく、甘みが強めです。β-カロテンやビタミンK、葉酸などが含まれているので、大根おろしやサラダなどで食べるのがおすすめ。 - 真ん中
身が軟らかく、辛みと甘みのバランスがよいので、おでんやふろふき大根などの煮込み料理に向いています。 - 先端部分
水分が少なめで辛みが強いのが特徴。味付けが濃い料理に入れたり、漬物にするのがおすすめ。
おろし方による辛味の違い
- マイルドな辛味を抑えた大根おろしを作る場合
おろしやすいよう大根を縦に切り、断面をおろし金に当て、繊維に沿っておろすと、マイルドな風味の大根おろしになります。また、おろしてから少し時間をおくと、さらに辛みを抑えることができます。辛味の少ない葉に近い部位を使うのがおすすめ。
- ピリッと辛味のある大根おろしを作る場合
大根を横に切り、断面をおろし金に当てておろすと、辛み成分が生成されます。繊維に逆らっておろすのがポイントです。すりおろした直後が一番辛いです。辛味のある大根の先端部分を使うのがおすすめ。
今日の大根おろしが辛かったのは、大根の先端を使って、辛味が出やすいおろし方をしたからだったのね。次はマイルドな大根おろしになるように、主人に作ってもらおうっと。
※この記事は2021年2月の記事を再編集して掲載しています。
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参照:VEGEDAY
イラスト:飛田冬子
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